大きな岩の上に絶妙なバランスで建てられている文殊堂
2009-04-07


国の重要文化財に指定されている文殊堂はクサリ坂を登った崖の上に絶妙なバランスで建っています。
文殊堂の本尊は文殊師利菩薩で「勝手権現」と呼ばれています。修理中に仏像が安置された須弥檀(しゅみだん)の裏で発見された墨書きから、永禄10年(1567)に建造され始めた事が考えられています。また、須弥檀扉の飾り金具の銘文からは、安土桃山時代に南条氏が保護したこともわかっています。
文殊堂はお堂廻りを一周することが出来、近くには地蔵堂が見え、晴れた日には日本海も望めます。

文殊堂とその先にある地蔵堂は懸造(かけづくり)という急斜面や崖に張り出して建物を建てる技法を用いて建てられています。その複雑な造りは見る者を圧倒します。標高440mの崖上の岩角に立てられた文殊堂と地蔵堂の回廊に建てば三徳山や中国山地の山並みが一望でき疲れも吹き飛びます。